CEFR – ヨーロッパ言語共通参照枠
CEFR(Common European Frame of Reference for language)とは、ヨーロッパ言語共通参照枠の略式名称です。
参照 各試験団体のデータによるCEFRとの対照表 – 文部科学省
CEFRとは?
CEFRはヨーロッパ諸国で使われているそれぞれ言語において、その運用能力を示す共通の指標として始まりました。
CEFRの起源がヨーロッパだったのは、仕事や学業のために国境を越えて移動する人が多かったからです。
例えば、ドイツの会社が新入社員を採用する際、B1レベルのスペイン語力、B1レベルのイタリア語力、そしてC1レベルのドイツ語力のある人物を求める、ということがあります。この場合、この人のスペイン語力とイタリア語力はほぼ同じレベル(UKPLUS Osakaの英語コースに置き換えると中級/Intermediate修了程度)ということになります。ドイツ語力はC1レベルなので他の2言語よりも高く、準上級/Pre-Advancedレベルの運用能力が求められていることがわかります。
CEFRとはつまり、英語だけではなく他の言語にも使われる言語能力を示す記号にしかすぎません。この記号は言語能力のレベルや、資格やテストのレベルを示すために使われていて、今ではヨーロッパに限らず世界標準の指標として使われるようになっています。
日本でもCEFRの活用が広がり文部科学省も大学入試改革の際にこの基準を考慮しています。